リフト&フォールのやり方ですが、ロッドを操作しての場合と、ロッドは固定してリールの巻きでのみ行う場合とに分けられると思います。
ボクにはこれ以外思い浮かびませんが、もっと画期的な方法でリフト&フォールを行っている方がいたらぜひ教えてください。
ロッド捌きによるリフト&フォール
ロッドのストロークを活かして、ぐいっと持ち上げる方法ですね。
ロッドを9時の位置から11時もしくは12時の位置まで振り上げるのが一般的ではないでしょうか。
振り上げた時点でロッドをピタッと止めて、そこからカーブフォールでルアーがまたボトムに着底するのを待つ。
着底したら、ロッドを元の9時の位置の戻すと同時にリールを巻いて糸ふけを取り、また同じ動作の繰り返しをしていくわけです。
しかし、1つ問題点があり着底を待って、次の動作に移る時に若干のタイムラグが発生してしまいます。
ロッドを戻して糸ふけを取っている間は、ルアーがボトムで動いていない状態なわけです。
軽量ルアーを使うライトタックルや、ワームなんかでは止まっている間もわずかな水流で揺れていたり、テールが小魚のひれのように動いてくれるので、いい感じに生命感を醸し出してくれるのですが、
重量級のミノーやメタルジグなんかでは、ボトムでただのプラスチックや金属の塊と化してしまうので、せっかく興味を抱いて付いてきた捕食者に見切られてしまうという可能性が出てきます。
ガンガンに潮が効いていて、28gのジグでもボトムが取りにくい場合ならいいかもしれませんが、潮がイマイチなときなんかは、見切られてしまっているのではと考えられます。
そこで試してもらいたいのがリールの巻きによるリフト&フォールです。
リールの巻きによるリフト&フォール
こちらの操作方法は、ロッドを45度の位置に構えて動かさず、リールのハンドルを回す動作でルアーをリフトさせるという方法です。
ロッド操作の場合のように、一気にぐいっと持ち上げることはできませんが、リールのハンドルを回す速さと回数でリフトの高さが任意で決められるので、使い方次第でいろいろと応用が効きます。
そして、こちらの良い所は、ハンドルを回すのを止めてカーブフォールさせた後、ルアーが着底した瞬間に次のリフトの動作に移れるということです。
ロッドは45度で固定されているし糸ふけも出ていないので、ロッドを持つ手に集中していれば、着底の瞬間にリールのハンドルを回し、ルアーを動かすことができるためボトムで止まるのを最小限で抑えられます。
そうすることにより、魚から見切られることも少なくなり、ルアーがボトムに倒れ込む前に次の動作に移れるので、根掛かりも減らすことができます。
アタリがあった場合にも、ロッドは45度なんで合わせるスペースも十分取れるので即アワセが可能です。
ロッドでのリフト&フォールの場合はロッドをアワセられる位置まで戻し、さらに糸ふけを取ってから合わせなければならないので、即アワセは難しいです。
でも、ワームなんかの場合は逆に食い込ませる間を取れるので良いという側面もありますが・・・
風が吹いている場合なんかにも、糸ふけが出にくい分こちらの方がやりやすいと思います。
2つのリフト&フォールの使い分け
このように、使うルアーや天候、海況などによって2種のリフト&フォールを使い分けていけば、いろんな状況に対応できるようになります。
ボクの実際の使い分けとしては、はじめに広範囲をスピーディーに探りたいので、バイブレーションなどをリールで巻くリフト&フォールで素早く探ります。
その後、ちょっとスローなリフト&フォールをシンペンなどの重たいルアーで行います。これもリールでのリフト&フォールです。
そして最後にワームでロッドを使ってのリフト&フォールで、着底時にすこし食わせの間をとるような感じでもっとスローに誘うっていうのが最近のマイブームです。
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