2017年の梅雨は空梅雨でしたが、梅雨が明けてからのほうが雨の量が多いような気がします。
8月の釣行でスカッと晴れ上がった日は一度もなかった気がします。
雨が続くと、川からの濁りが出てしまい、港内も一時期はひどい状態でしたね。そのおかげで、クロダイの落とし込み師の皆さんはウハウハだったみたいですけど、それ以外の方は苦戦を強いられたという方も多いのではないでしょうか?
濁りの原因はどこから来るのか?
この地域(志太地域)の水源は大井川です。焼津港なんてかなり距離あるから関係ないじゃんと思うかもしれませんが、実は大井川用水ってやつがこの辺一帯に幅を利かせています。
出典:大井川用水
ですので、「雨が止んで数日経っても濁りが取れないな」というときは大井川の濁りを疑った方が良いです。
ボクの家のすぐ近くにも大井川用水が流れているので、毎朝会社に向かう途中に確認しています。
こちらは大井川漁協のサイトですが、鮎釣り関係なので、毎日大井川の濁り具合をチェックしてくれています。何処のダムが放水しているかもわかるので参考になります。
ダムの放水の影響
上記のサイトで確認すると、台風5号の影響で川口発電所から放水をしているので、それより上流は水が澄んでいて、下流は濁っているというのが分かります。
だから8月中はずっと濁っていたんですね。
ダムの放水というと、黒部ダムなんかの放水を思い浮かべるかもしれません、ダムの上部から勢いよく放水しているアレです。
でも、ダムの放水は上部からだけとは限りません。古いダムですと、底に泥が溜まりやすく、溜まると貯水量が減ってしまうので、下部の放水口から泥も一緒に放水をするので、放水している間はずっと濁ったままなんてことになります。
川口発電所ダムも昭和30年代にできたダムなので、そっちなんじゃないかなと思われます。
更に、ダムの底の方の水は水温もかなり冷たく、泥と一緒に冷水も流れてくるので、あまり良い影響は与えないでしょうね。
焼津近辺で釣りをするにあたって、大井川の影響も考慮に入れておけば、ポイント選択の一つの指標になるのではないでしょうか?
参考にしてみてください。
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