画像出典:シマノ
シマノのナスキーって昔からコスパがいいリールとしてその地位を固めています。
前作の13ナスキーはGフリーボディの走りみたいな形状だったので、
当初は「ダッセェ形だな」と思ったんですけど、その後14ステラから始まってその後のシマノのリールがGフリーボディで続きましたんで、最近では見慣れた感があり、なんとも思わなくなりましたが。
今回の16ナスキーはなかなかデザインもよく、一万円前後で購入できるリールとしてはなかなか優秀なんではないでしょうか。
基本スペック
スペックとしては
HAGANEギア
X-SHIP
コアプロテクト
アルミ冷間鍛造ハンドル
Gフリーボディ
大径ドラグノブ
と、上位機種のストラディックとも遜色ないスペックを誇っています。
詳しい説明はシマノの製品ページか他のサイトを見てもらえばいいと思います。
このブログではカタログに載っていない2つの残念なポイントについて書いてみたいと思います。
ハンドルがねじ込み式ではない
アルミ冷間鍛造で剛性の高いハンドルを作ったとしても、肝心の本体との接続が、ねじ込み式ではなく、反対側からキャップ付きネジで締めこむ方式では、
ねじ込み式のように完全にメインギアとハンドルが固定されず、若干の隙間が生じてしまうため、その隙間がハンドルのガタとなって表れてしまいます。
細かいことをあまり気にしない性格の人であれば、気にならないことかもしれませんが、神経質、もしくはリールの巻きでルアーの動きを感じたり、魚の追尾を感じたりすることもあるエリアトラウトなんかでは、ハンドルのガタが気になって釣りに集中できなくなってしまうということもあるかもしれません。
ボクの以前使っていたエクスセンスBBもこのタイプでしたが、使い方がロッドでルアーを操作して、その糸ふけを巻き取る・・というような使い方ではあまり気になりませんでした。
反対側のネジ付きキャップが回るというのも、使っている本人からすれば見えないので、機能上は問題なくただ見た目がちょっと安っぽいというだけだと思います。
今回の16ナスキーからコアプロテクトも装備されますんで、そのへんの防水処理もちゃんとやってあるでしょうから、機能上は問題ないでしょう。
ベールとラインローラーの付け根がしょぼい
こっちのほうがかなり問題アリだと思います。日本版のシマノの製品ページではこの部分が一切写らないようなアングルでの写真しか使っていませんが、海外版のナスキーの動画サイトではバッチリ写っています。
ここまで上位機種と同じにしてしまったらマズイという大人の事情があったのだと思いますが、このベールの付け根はマズイでしょう。
安っぽさ満載で、しかも形状が02ツインパワーのベールを戻すとラインが切れてしまうという、あのラインカッターと同じ形状じゃないですか。
※訂正:現行のエアノスと同形状というご指摘をいただきました。いずれにしてもベールとラインローラーのつなぎ目に大きな段差があるので引っ掛かりそうな気がしてなりません。
太糸を使うのならまだしも、最近の極細PEを使ったら切れちゃいそうな感じがしてなりません。テストなんかもちゃんとしてあるでしょうから、昔のようなことはないとは思いますが、
当時を知っているアングラーとしては、ちょっとこの形状はいただけません。
その他はすごくいいのに、この部分だけ残念でなりません。他のリールのワンピースベールとの互換性が確認され、プチ改造で交換できるようであればボクも買っちゃうかもしれません。
でも、これだけのスペックで一万円前後で購入できるとしたら、売れるでしょうね。
店頭に並んだら要チェックですね。
はじめまして。
べールとラインローラー部が繋がるところの計上ですが、02ツインパワーとは異なっています。
(『画像は02ツインパワー』で検索すると出てきます。)
USA16ナスキーのそれは、現行だとエアノスとほぼ同形状のようです。
シマノサイトのエアノス画像
://fishing.shimano.co.jp/product/reel/2818
>たくみさん
ご指摘ありがとうございます。
訂正しておきます。
ベールの形状についてですが、『モノ作り日本のリール改造マニア』さんのブログで詳しく紹介されています。
16ナスキーのベイル、PEの細糸だとラインを噛みそうですね。
(ダイワも下位機種(クレストから下)はほぼ同形状。)
>たくみさん
『モノ作り日本のリール改造マニア』さんのブログ大変参考になりました。
16ナスキーも海外なんかでは極細PEを使わないイメージなんで問題なさそうですが、
国内のアジングとかライトゲームに関してはちょっと問題出てくるかもしれませんね。
16ナスキーはベールの交換ができれば使ってみたいリールですね。