最近ではボクも大人になりまして、自分の不注意によるロッドの破損というものは少なくなってきましたが、若い頃は何本もロッドを折ってきた苦い思い出がありますw
ロッドを折った時のあのやるせなさ、言葉では言い表せないあの感情を誰もが経験してきたと思います。
そんなとき、釣り竿に保険を掛けておけばよかったなと思ったことはありませんか?
一昔前まではいろんな保険会社で「釣り保険」なるものを取り扱っていたのですが、現在では「釣り保険」という名前で扱われている保険は、ボクが知る中では1件しかありません。
しかも本気の保険商品なので、書類の提出とか面倒で二の足を踏んでおりました。
携行品特約で釣り具が修理できる
そこで、保険についていろいろと調べているうちに「釣り保険」じゃなくても、携行品特約というものでロッドなどの釣り具の修理ができるのではないかと考え、携行品特約で釣り具に対応している物を探してみました。
生命保険とか自動車保険でも特約を付けることができるものもあると思いますが、もっと簡単にスマホからでも10分足らずで申し込める保険を見つけたので紹介します。
それは、クレジットカードに付帯させることができる保険です。
去年(2015年)くらいに一時期YJカードのプラチナ補償っていうのが話題になりましたのは、ご存知の方も多いかと思います。
しかしこの「YJ(ヤフージャパン)カード」内容をよくよく読んでみると、実際の釣り生活にまったく使えないということが分かりました。
そこでいろいろ探したところ、YJカードより使える保険を2件見つけまして、その3社の比較を分かりやすいように表にまとめてみました。
カード会社比較
特約を付けることにより釣り具の保険として使えるカードは次の3社になります。
YJカード
セゾンカード
JCBカード
そして、比較した表が下記のものになります。
※JCB一般カードは二年目以降年会費が掛かってしまうので年会費無料のJCB EITカードとなっています。
YJカード
この表を見ていただくとYJカードが如何に使えないかが分かっていただけると思います。
対象商品がYJカードで購入したものに限定で、しかも購入後6カ月以内しか有効期間がありません。
ロッドを買ったばかりの時は、誰も慎重に扱いますよね?
実際に6か月以内にロッドを折ることはほとんど「ない」と思います。
自己負担金は10%と控えめに見えますが、ロッドの値段に比例して負担金が増えるということですので、高いロッドを破損させた場合自己負担金もどんどん増えていくということになります。
そして、1事故当たり10万円までの補償で1回きりしか使えません。
補償してくれる金額は購入価格の90%で、車上荒らしに遭って盗難された場合補償されません。
補償されるのは自宅内で盗難に遭った場合だけですので、あんまり意味がない気がします。
セゾンカード
セゾンカードもYJカードに比べれば悪くはないのですが、自己負担金が5,000円と1事故当たりの補償額が3万円までなので、ちょっと弱いかなって気がします。
そして損害補償額が、時価ベースってところがポイントで減価償却の考えが適用されるので、古いロッドなんかは補償額が少額しか出ないということになります。
自動車の車両保険と一緒ですよ、新車の時に事故った場合と15年乗った車で事故った場合に出る金額が違うのと同じ考えです。
それと、盗難の場合も適用されるという部分はいいポイントなんですが、1事故当たりの補償限度が3万円なので、ロッドとリールのセットを何本も盗まれた場合には、ちょっと補償額が足りないかもしれません。
JCBカード
この中で一番のお勧めはJCBカードです。
月額の基本料も240円と格安ですし、JCBカードで買ったもの限定とか期限もなく、なんてったって補償額が大きいのがポイントです。
自己負担金は3000円かかりますが、1事故当たり最高30万円で、年間限度額30万円まで何度でも使うことができます。
そして、再調達価格保証ってところもナイスなポイントです。
これは、破損したものと同等のものを手に入れられる金額ってことでして、時価ベースみたいに古くなっているから減額するという考えじゃないということです。
盗難も対象ですので、車の天井に5,6本並んだバスロッドとリールのセットが全部盗まれても、30万円あればなんとかなる金額じゃないでしょうか?
最高級の鮎竿をふんづけて全損させちゃったらさすがに厳しいでしょうけど、ルアーロッドや磯竿くらいなら全損しても大丈夫な額を補償してくれます。
※ボクは心配性なんで、本当にこれだけの補償をしてくれるのかカード会社に確認を取りました。そして全部OKという返事をいただいたんで安心して申し込むことができました。
実際にJCBカードを作ってみた
これだけの補償が付いた保険なら作らない理由はないでしょってことで、ボクも実際に申し込んで作ってみました。
もともとJCBカードを持っている人はそのままネットで申し込みできますので、新しいカードを作る必要がありませんよ。
我が家ではメインで楽天カードを使っていますので、セカンドカードとしてなるべく費用を掛けたくなかったので、年会費が無料の「JCB EITカード」を作りました。
※作成当時2016年にはこれしか選択肢が無かったため、JCB EITカードを作りました。
注意点として、リボ払い専用カードとなってしまいますので、その点はご注意ください。
39歳以下の方はリボ払い専用でなく、年会費も無料な JCB CARD W が絶対おすすめ!
ボクがカードを作った当時にはこの選択肢はありませんでした。今では対象年齢を超えてしまったし、もうボクにはこのカードは作れないんだよう。
40歳以上の方で年会費無料のカードは JCB CARD R になります。こちらがJCB EITの後継カードとなっています。 ※2019.04更新
申し込みは面倒な書類の提出もなく、スマホのみで完結できました。だいたい時間にして10分くらいです。
本人確認として免許証の番号の入力や銀行口座の入力をして申し込み完了。
それから5日くらいで自宅に郵便で届きました。
そうしましたら、MyJCBのサイトから、トッピング保険の契約をします。
ここからは、元々JCBカードをお持ちの方もいっしょにすすんでいってください。
上段のメニューの中から赤枠で囲った「各種お申し込み・購入」の中の「保険のご案内」という部分をクリックします。
そして、「トッピング保険のお申込み」の中から「トッピング保険携行品プラン」を選んで、申し込みボタンをクリックして完了となります。
これで、ロッドの破損の心配をせずに心おきなく釣りを楽しむことができます。
いくら注意していても釣り竿なんて折れるときは簡単に折れてしまいます。月々240円の負担だけでこれだけの補償をしてくれる保険は他にありません。
釣り人を安心させてくれる保険として末長く続いていってほしい商品だと思います。
大事に使ってこの保険自体も継続させていきましょう。
釣り人最強保険付きカード⇒⇒JCBカード
追記:ゴルフプランで携行品損害が申し込めるようになりました
残念なことに、2019年12月をもってJCBトッピング保険 携行品プランの新規募集が終了してしまいました。
でも、ご安心ください。同じトッピング保険のゴルフプランに携行品特約が追加され、こちらで同様に釣具の保険として活用することが可能です、
月々370円と携行品プランの240円に比べと若干の負担増となり、保証額も年間10万円が限度となりますが、年間にロッドを折ることなんてそうそうありませんから、十分賄える額だと思います。
これまでに携行品プランにご加入いただけた方は満75歳までは継続して保証が受けられます、このゴルフプランもいつまでも新規募集があるかはわかりません。
早めのご加入を検討された方がよいと思います。
突然の書込み失礼します。
昨年の事になりますが、火災保険の更新時に携行品について釣り具が保険対象外とる旨を宣告されました。
このページを参考にトッピング保険を加入させて頂きました。
先月、竿を破損し恐る恐る請求申請しましたがすんなりと認められ助かりました。
保証金額も再調達価格ベースなので他社様の保険より安心です。
保険料240円で、これほどカバー頂き、本当に保険屋さん大丈夫? ・・・と心配するほどです。
管理者様、大変参考になる情報を有難うございました。
>よねさん
お役に立てたようで、こちらとしても紹介した甲斐があったなと思いました。
ボクも確認済みですが、実際に使ったことはなかったので、実際に保険を使ってくれた方からのコメントはありがたい限りです。
困った時に頼れる保険ってホントにありがたいですよね。
火災保険が釣具が対象外になってしまったとのことですが、このトッピング保険もいつかは釣具が対象外になってしまうかもしれません。
そうならないためにも、利用者を増やしすぎたくもないけど、困ってる人には使ってもらいたいというジレンマを感じています。
いつまでも続いてくれるといいですね。
はじめまして!いきなりのコメント失礼致します。
保証を受けるには保証書、領収書等がやはり必要なのでしょうか??
素晴らしい保険の用なので、新しく加入したいと思いますが、現在持っている釣り具にはそれらが無いものも多いので質問させて頂きました。
>たなさん
お問い合わせの件について確認をとってみました。
保証を受けるためにはやはり、保証書や領収書等があった方が良いそうです。
ない場合でも、保険が適用できるか確認する際に破損個所の写真や修理見積り等の提出を求められる場合もあるので、
その時に保証書や領収書がない旨をお伝えいただければ、対応してくれるかもしれません。
ダメもとでも破損品が適応できるかは確認をとった方がよろしいかと思います。