冬から春にかけてのシーバス釣りといえば、バチ抜けやマイクロベイトの釣りが一般的には有名です。
我が静岡県中部地方では、バチ抜けっていうのは聞いたことがありませんね。多少は抜けているところもあるのかもしれませんが、一般的にパターンとして成立するような釣りではありません。
その代わり、マイクロベイトパターンというのがけっこう長い期間続いたりするので、やるのならそちらの方がメインの釣りになりますね。
12月くらいから6月くらいまでは続く釣りなので、ほぼ半年間、それを念頭に入れた組み立てで狙うというのが良いのではないでしょうか? ときどき何かしら他の大きなベイトが回ってくることもありますが、一過性なのでボクらサンデーアングラーにはちょっと敷居が高い釣りになります。
そんな半年もの間、マイクロベイトの種類が全部ハクということは無く、たぶん他にもいろんな魚種の稚魚がいるとは思いますが、どんな種類なのかは知りません。
そして、けっこう早い時期からマイクロベイトは川を遡上しているようですが、シーバスやチヌは大雨が降った時なんかの条件の良い時には遡上してきますが、それ以外の時は遡上しても河口付近止まりで、川の水温が温んでくる4月5月あたりから本格的に遡上してくるというのが、ボクの今のところの考えです。
ということで、今回の釣りは前日の大雨、マズメに満潮が重なるというまあまあ良さげな条件ですので、ちょっと期待しておりました。
最初のポイントは道路の外灯の灯りが水面に漏れてくるポイント。強めの西風が吹き付けているので、水面はジャバジャバ、パッと見はボイルなんか見えませんが、水辺に降りてみると、捕食音が聞こえてきますので、条件良好です。
捕食音が聞こえるのはアシ際。水深も50センチ程度しかないところなので、なるべく表層付近を引いてこれるワスプ50からスタート。
いろんな方向にキャストしてみますが、いまいちルアーには反応せず、だんだんと目が暗闇に慣れてきて、足元でも捕食が行われているのが見えてきました。
たしかに捕食は行われているのですが、なんかスピード感が無い・・・
しかも、反転するときにギラっと光らない?
そう、捕食しているのは全部ナマズでした (笑)
アシ際やスロープにマイクロベイトを追い詰めて狩りをしていますが、ひげの生えたつぶらな瞳ですので、いまいち迫力に欠けますね。シーバスもいないことは無いでしょうか、もう一カ所行きたいポイントがあったので、ここはナマズのアタリ1回だけで移動します。
2カ所目も満潮時の上流ポイント。さっきのポイントは下げが始まって結構な流れになってきてましたが、こちらはそこまで流れもきつくない(後で下流部の工事の影響と判明)、水量が多いためなのか、ベイトがそこまで集まっていない状況。
マズメの時間帯にはボイルが出るはずなので、それまではその辺をうろついているであろうシーバスやチヌを狙います。
下げが始まりだすと、ベイトも集中しだし、ボイルも始まりました。さっそくボクのワスプ50にアタリあり。
ほぼ水面なのでトップに出るのと同じ感覚。速攻でバレました。そんなにはデカくなさそう。
しかし、水面にボイルする姿は目測60クラスも見えたので、いろんなサイズがボイルしている感じです。
ベイトサイズに合わせた2インチくらいのワームで中層を流したりしても反応なし。表層にベイトは集中している様子。
やっぱり、このポイントでの何度も釣らせてもらっているスネコン50で表層を流してくるのがいちばんアタリました。
3度目の正直くらいでやっとヒット。掛けた直後のエラ洗いや、それなりの引きの強さで完全にシーバスだと思っていたんですが・・・
アナタでしたか(笑)
マイクロベイトの時期はあなたたちも魚食性になるもんね。
その後、マズメタイムが終わるとボイルも無くなり、っていうかマイクロベイト自体もいなくなっちゃうんだよね。
というわけで、今日の釣りは終わり。
ハクボイルの正体を突き止めたのでした。ナマズには驚いたね。2~30匹くらいでハクを追いかけまわしてたけそど、あのスピードで食われちゃうハクってちょっとかわいそうかも。
次はシーバスとチヌが良いです。
ロッド:Tsulino KAHUNA SHORE VERSATILE 762ML-S
リール:ダイワ ルビアスFC LT2500S
ライン:シーガーPEX8 0.8号+ フロロショックリーダー2.5号
ルアー:ワスプ50,スネコン50
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