今までのシマノの新製品サイクルだと3年、遅くとも4年で新モデルが発表されてきたはずです。
しかし、このアルテグラは前モデルが2012年、それから数えて5年目でのモデルチェンジです。
廃盤になるかと思いきやここにきての新モデル発表。5年も消費者を待たせておいて、さぞかしすごいスペックでの発表かと思いきや、何の変哲もないリールに生まれ変わってしまいました。
シマノさん、なんで出したの?
上位機種のストラディックと比べて
値段にして7~8千円の価格差があります。
スペック上ではワンピースベールが採用されていません、それとハガネボディの表記がないので、樹脂製のボディなんでしょう。
あとは、ベアリングの数がストラディックはS-ARBが6個、それに対しアルテグラはS-ARBが1個、普通のベアリングが4個の計5個。
下位機種のナスキーと比べて
価格にして2~3千円の価格差があります。
カタログを見た限りだと、ナスキーに比べるとS-ARBのベアリングが1個多いだけの違いです。
まだ展開図が発表されていないので、中身までは見ることができませんので、ハンドルねじ込みなのかは分かりません。目に見える情報としてはベアリング1個だけとカラーリングくらいの違いしかありません。
12アルテグラと比べて
価格は新しい方が若干高いかなって気がしますが、だいたい同じくらいで、重量も同じくらいです。
旧モデルはCI4のマグナムライトローターや、ねじ込み式ハンドル、新形状のベールアームなんかを採用して、ちょっと尖がった感じでした。
しかし今回は、ただの樹脂製のローターに、うんこベール、ねじ込み式ハンドルは?ですけど、なんだかごくフツーのリールに戻ってしまった気がします。
その前は、アルテグラアドバンスとか出ていて、低価格なりにも魅力的なモデルだったのに、すごくがっかりです。
とくに、ナスキーにも採用されている、もう何十年も前から進化していない、
「ラインの引っ掛かるベール」これ、ホントにクソですね。
前回の新型ベールの評判が悪かったから戻したのか、それとも単なるコストダウンで戻したのか知りませんが、15000円もするリールにふつう採用しないでしょ?
ワンピースベールは現在はベアリングとセットになってますんでパーツ代だけで5000円位掛かりますんで、採用はなかなか難しいのかもしれませんが、17アルテグラと同価格帯のエクスセンス、セフィア、ソアレなどのBBタイプには搭載されているので、頑張って搭載してほしかったです。
でも、その前のアルテグラアドバンスにはワンピースベール採用してたんですよ。残念ながらベールに関してはどんどん悪い方向に進んで行ってます。
↓アマゾンさんより画像拝借しました。07アルテグラアドバンス2500S
まとめ
低価格でそれなりのリールを揃えたいのであれば、ナスキーでいいし、ちゃんとした使えるリールが欲しかったらストラディックを選んだほうが断然いいし、余裕があればその上でも。
ストラディックとナスキーの価格差が12000円くらいあるので、その隙間を埋めるために無理やりねじ込んできた感が否めません。
以上により、17アルテグラを選択する理由は見あたらないでしょう。
アルテグラって昔からあるモデルなんで、好きな人も結構いたと思うんですが、今回のモデルチェンジでかなりファンが減っちゃうんじゃないかなと思った次第です。
以上の理由から、おススメできる代物ではないため17アルテグラへのリンクは貼りません。
はじめまして。
私もベイトフィネスなブログという釣りブログをやっている者です。
本当に17アルテグラにはがっかりさせられました(´∀`;)
ワンピースベール非採用、なら12アルテグラのベールは何だったの?って感じです。
これならナスキーでもいいし、あるいはお金を少し出してストラディックでいいです。
そういう戦略なのかはわかりませんが、アルテグラがいらない子に思えてなりません。
クイックレスポンスシリーズに戻して欲しいですね( ノД`)…
>鈴木初範さん
コメントありがとうございます。
ほんとがっかりですね。
世界的な大企業ですから、明確な戦略がなければ上の了解が下りないと思いますので、
ボク等には分からないビジョンのもと動いていると思いますが、
ファンから見たらがっかり以外の何物でもありませんよね。
ギアよりそっちの方が直接悪さしそうなので、なんとかしてもらいたいですね。