2021年。
今年はメッキの回遊が少なく少し寂しいシーズンだったと思っている方も多いと思います。
昨年、一昨年はメッキの当たり年で、ボクも楽しい思いをさせてもらいました。
年末の朝マズメのボイル撃ちを楽しみにしていたのですが、我がホームでは今年はもうそれまで魚が残っていそうもありません。
何のために南の海からやってくるのか? 片道切符でこっちまでやってきたからには、何かを成しとげなければ故郷に錦も飾れないというのが人の性ですが、魚たちはどういう思いでやってくるのでしょうか?
生態系に意味のないことは無いはずですので、何らかの意図があってやってきているのでしょうからね。
うまいこと冬でも温暖な土地に流れ着いて年を越し、その地で新たな生態系を築いていくというのが、種の保存という観念から見ても至極真っ当な考えだと思います。タンポポの綿毛や、ほかの植物でも種子を風や生き物に運んでもらうというのが一般的です。
温泉メッキなどという言葉のように、工場の温排水のある場所では冬を越して南国顔負けのGTと呼べるサイズにまで成長するものもありますが(かつては浜岡原発でも10キロ20キロというサイズも出てましたね)、ほとんどは冬の低水温に耐えられず死滅してしまう。
温暖化によって生態系が変わってしまうのが問題だと言いますが、生物が環境に合わせて生息域を変化させていくというのは自然なことなので、今まで釣れなかった魚が釣れるようになることや、逆に今までたくさん釣れていた魚が釣れなくなってしまうということも、環境に合わせて魚たちが移動しているということなのかもしれないので、当然のことなんじゃないのかなというのが最近のボクの考えです。
前置きが長くなりましたが、本日常夜灯メッキを狙ってみて、12月の中旬なのにもうすでにメッキたちがヘロヘロだったので、そんなことを思ったという話です。
エサを追って水面に飛び出したり、群れになってルアーを追いかけてくる元気はあるのですが、ルアーに掛かったとたん弱々しい引きで、寒くて身体が動かない姿を見て寂しさを覚えました。
数は釣れて、サイズも20~25くらいの良型でしたが、ルアーターゲットとしては魅力を感じませんでした。
メッキたちは自分たちの夢が成就するまで死滅回遊を続けていくのが定めなので、ボクも付き合ってやることにします。
いつになるかわからないけど、がんばれよ!応援してるぜ。
ああ、本日のメインはチニングだったんですけど、なかなか難しいですね。一回だけガツガツ咥えたようないいアタリがあったんですけど、すっぽ抜け。
それ以外は大したアタリもなく終了です。
4時半ころに釣り場に入って、途中水たまりに氷が張りだしたのにはびっくりしました。それだけだ寒かったってことですよ。寒さを釣れなかった理由にして本日の釣行記を終わりたいと思います。
タックル
- ロッド:メジャークラフト トリプルクロスTCX-T682AJI
- リール:ダイワ ルビアスFC LT2500S
- ライン:よつあみ X-Braid アップグレードX8 ペンタグラム0.5号 150m
+ フロロショックリーダー2号 - ルアー:トトファット35F、クレイジーフラッパー2.8+シンカー5g等
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