運慶展

せっかく東京に行ったんだから、宝塚だけではもったいないですよね。

あまった時間で東京国立博物館に行き、そこで現在開催中の「運慶展」を見てきました。

 

運慶展
史上最大の運慶展、この秋 東京で

 

はじめは嫁さんが雑誌のサライの運慶展の特集を見て行きたいと言っておりました。

ボクも元々仏像マニアっていうわけではありませんでしたが、上記の特設サイトを見て、すごく興味を持ちました。

 

だって、普段だったら全国各地に散らばっている運慶作の仏像が、一堂に集まることなんてそうそうないですよ。

マニアだったらヨダレもんじゃないかな?

 

この「運慶展」平日でも入場規制が入るような人気の催しなんですけど、ボクたちが訪れたのは台風22号の真っただ中 w

待ち時間なくすんなり入ることができました。それでもかなり混んでましたよ。

 

この前、静岡県立美術館の「ファラオ展」にもいきましたけど、それどころの騒ぎじゃないです。

 

 

 

みんな仏像が好きなんですね (^-^)

 

 

 

運慶といえば、奈良の東大寺の金剛力士像が有名です。修学旅行で見た人も多いんじゃないかな?

 

さすがにあのサイズでは運ぶことができないため、その2人は展示されておりませんが、四天王から童子像、如来像まで展示してあります。

 

ボクが一番いいなと思ったのは「八大童子立像」、童子というだけあって、子供の神様の仏像です。

 

6体しか揃っていませんでしたが、それぞれ表情が豊かで、子供の顔をしてるんですよね。お腹もポッコリ出ていて、昔の裸のガキ大将みたいな感じで、すごくかわいいんです。

その辺に居そうで、田んぼでカエルとか捕まえてそうな感じです。

 

ほかの仏像もどれも素晴らしく、機械や道具の揃っていない時代によく作ることができたなと感心させられます。

 

お近くの方はぜひ一度、脚を運ぶことをお勧めします。

 

 

1000年も前に作られた仏像が、これだけ状態のよい形で保存されていることが凄いですよね。

保存状態がすこぶる良いものは塗装された状態のものもありました。さすがにところどころハゲてますけどね。

 

近隣諸国のように、王朝が変わるとそれ以前の文化をすべて否定し、なかったことにしてしまうという風習が日本にはないからこそありえることです。

 

そういった風習ともどもこれからも後世に残していきたい宝物です。

 

 

Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • omachi より:

    運慶展を観た方にWEB小説「北円堂の秘密」をお薦めします。
    グーグル検索にてヒットし、小一時間で読めます。
    少し難解ですが面白いです。
    古代日本の埋れた巨像と云われる偉人が登場します。
    勿論、北円堂は世界遺産・古都奈良の興福寺にあります。
    無著世親像を収蔵している八角円堂です。

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