出典:SHIMANO
2017年のシマノの目玉リールといえば、過剰といえるほど耐久性がアップしたツインパワーXDではないでしょうか。
そろそろ店頭にも並んでいますので、手に取って実物を確かめた方も多いかと思います。
新機構のXプロテクトや高強度ギア、分解注油可能なラインローラーなどの細かい部分は、シマノ製品ページか他サイトで詳しく解説されてますんでそっちでご覧ください。
そのツインパワーXDですけど、現在のラインナップはC3000番サイズと4000番サイズ(C5000は4000番ボディー)しかありません。(2017.04現在)
使用されると想定されているシーンがぬるい港湾部ではなく、サーフや磯など若干ハードめなので、青物がきちゃっても大丈夫なように、ラインキャパの大きめの従来通りの深溝スプールしかラインナップにありません。
サーフをメインステージとするアングラーの皆さんも、ツインパワーXDの登場に
「よし、コレキター!」
と歓喜した方も多いと思いますが、スプールが深溝しかなくてちょっとがっかりした方も多いのではないでしょうか?
ノーマルスプールの糸巻き量
通常サーフのフラットフィッシュ狙いで使用するラインといえば、PE1.0号~1.5号くらいを使用する方がほとんどだと思います。
サーフで通常使用される4000XGを例に挙げてみると、
PE1.0号 - 500m
PE1.5号 - 320m
PE2.0号 - 210m
青物狙いでPE2.0号ならちょうどいい感じですが、ヒラメ狙いの1.0~1.5号では明らかにキャパオーバーです。
下巻きするにしたって、どんだけ巻けばいいのよって感じです。
下巻き量は計算では出せませんので、完璧に下巻きするのには、巻きたいラインを先に巻いて、そのあと下糸をスプールぴったりまで巻き、それを別のリールか別のスプールに巻きなおして、さらに逆から巻きなおすという超めんどくさい作業が待っています。
最初の1回目さえちゃんとやっておけば、2回目以降のライン交換は同じ太さ同じ銘柄さえ使えば、下糸との境目から巻きなおすだけなので、楽ちんになりますけど、やっぱり最初がめんどくさいです (´・ω・`)
「なんで、浅溝スプールをラインナップに加えてくれなかったんだよぅ」
と嘆いている方に朗報です。
11バイオマスターのエコノマイザーを使用すれば、簡単にシャロースプール化が可能です。
エコノマイザーっていうのはスプールにプラスチック部品を取り付けて肉付けし、簡易的に浅溝スプール化するものです。
↓シマノの製品ページの下の方にちゃんと載ってました。
エコノマイザー使用の糸巻き量
エコノマイザーを使えば
PE1.2号 - 190m
PE1.5号 - 150m
PE2.0号 - 130m
と純正糸巻き量の半分以下というシャロースプールに早変わり。
これなら、よつあみのG-SOULなんかの細めのラインを巻けばPE1.2号を200mとかピッタリ巻けちゃうんじゃないの?
と、思っていたら実際にG-SOULの1.2号を巻いている方発見!!
この方の場合、無印ツインパの4000HGですが、対応表にも載っている通り互換性ありですので、ツインパワーXDでも問題なく取り付けられます。
※追記
自分でも実際に試してみました。
もちろんパーツなんで、通常在庫で持っている店舗は少ないと思いますので、
「11バイオマスター4000 部品番号121のエコノマイザーを2個」
と元気に注文しましょう。
1つのパーツは半円形状なので、2個くっつけないと役に立ちません。お店で注文するときには2個というのをお忘れなく。
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