ソアレXR S610L-Sをチニングに使うという選択肢(インプレ)

 

わたくし、最近はチニング(ボトムの)をメインでやっているのですが、シルベラードやシルバーウルフといったいわゆるチニング専用ロッドは使用しておりません。

 

その代わりに、ソアレXR S610L-Sというアジングロッドというかライトゲームロッドをチニングに使用しております。

 

専用ロッドが発売されているのに、専用じゃないロッドを使うなんてひねくれものだと思ってもらって構いません。

 

専用ロッドが求めているものとボクが求めているものが違うから、専用じゃないものを選んだということになります。

 

いわゆるチニングロッドとは

 

使ったことないのにうんちく語るなよと怒られないために言っておきますが、ボクもチニングを始めた2年前は無印シルベラードの742MLっていうのを使ってました。ベイトはたぶん投げれないので知りませんw

 

1年くらい使ってて、なんかちょっと違うなと思って売りました。

 

で、何が違うと思ったのかというと、いわゆるチニングロッドというのは数釣りに特化してるんじゃないかなと。

 

本場淀川や、浜名湖ではチヌの魚影の濃さが静岡中部とは違うため、マジメにやれば数が出せ、数釣りの要素が強く、一匹に掛ける時間が少ないのだと思ってます。バス釣りと同じイメージですかね?

 

だから、魚を掛けるところまでが需要視され、そういう思想のロッド製作がなされているのだと思います。

 

フッキングパワーを重視し、魚を寄せるためのバットは強めで、リールを巻いていれば勝手に寄ってきてしまうような作り。チヌに対してはちょっとオーバーパワーで作られていると思うんです。

 

数釣りに特化しているアングラーからすれば、それが当たり前じゃんとなるのですが、ボクらのようなチヌの絶対数が少ない地域(日に1,2枚出れば万々歳、5枚釣れれば大漁)では、魚と出会える数も知れているので、その一匹の魚との時間をもっと楽しみたいと考えるわけです。

 

そうすると、チニングロッドでは掛けてからのやり取りが楽しめない。だったらもうちょっとパワーの弱いロッドで、引きを味わいたいと思うわけです。

 

ショアジギングロッドでイナダを掛けてもなんにも楽しくないけど、ライトなシーバスロッドなら結構楽しめるでしょ? そんな感覚です。

 

そこで、チニングロッドに似たスペックで選んだのがソアレだったというわけです

 

ソアレXR S610L-S

 

スペックなんですが、適合ウエイトが0.6~12g  適合PEラインが0.1~0.6号となっています。

 

ティップはハイレスポンスソリッドという、いわゆるぱっつんソリッド。

 

無印シルベラードを使っていた時に、しばらくしてからハードソリッドの742LML-HSっていうモデルにしとけばよかったと後悔してたので、ソリッドは外せません。

 

日にアタリの回数が何十回というわけでもなく、少ないアタリを全部喰い込ませるためにはソリッドが必要と感じていたための選択。

 

使うシンカーの重さもボクの場合、流れの緩い浅い河川なので基本3.5gか5g、使っても7gなので10g以上は必要なし。

 

そうなると、S510L-S、S64UL+-S、S610L-S、S80UL+-Sの中からの選択になるのですが、ロッドをつないだまま車に積み込める長さで一番長いサイズがS610L-Sだったというわけです。

 

移動が多いので、いちいちロッドをつないだり外したりっていう動作がめんどくさいんですよね。だからホントは7.4ftくらいのサイズがあれば最高だったんですけど。

 

S610L-Sの竿の調子

 

これは理想通りでしたね。

 

ハイレスポンスソリッドのボトム感知能力と喰い込ませる力は、チューブラーの無印シルベラードより上。

 

根掛かり外しはチューブラーには若干負けるけど、最近ではかなり使いこなせるようになって、根掛かり回避能力&回収率は8割以上です。

 

で、肝心の一匹の魚との対峙という点に関しては、アジングロッドとしては強いとはいえ、チニングロッドよりはさすがに弱いので、チヌの引きを十分に楽しめます。

 

20センチ台ではゴリ巻き回収できますが、30以上になってくるとある程度楽しめ、40を超えるとなかなか楽しい曲がりをしてくれます。

 

このロッドでの魚の最大サイズは70くらいのシーバスを2匹ほど上げましたが、余裕はないけど何とか寄せられるくらいなので、不意の大物でもがんばればなんとかできます。

 

カーボンモノコックグリップ

 

ロッドを選ぶときにカーボンモノコックグリップはカッコいいなくらいにしか思ってなかったんですが、実際使ってみるとEVAのセパレートグリップに比べて、なんとなく感度は上がってる気がしますw

 

気がする程度なんですけどね。それより、EVAグリップより重く、先端部の軽さと相まってロッドの重心がより手元に来るので、最近の軽量ロッドの主流のEVAのセパレートハンドルのよりバランスが良いのが使ってみて感じた良さでした。

 

まとめ

 

チニングロッドとしてソアレXR S610L-Sを使うのはアリです。

 

S80UL+-Sっていう手もありましたが、ロッドが長くなると細かいアクション入れるの大変じゃないですか?

 

足場の高いところなら長い方が有利ですけど、ボクのポイントは基本的に足場の低いところが多いので、この長さがちょうどよかったんだろうと感じます。

 

チニング専用ロッドの若干パワーの弱い版と思ってくれればいいと思います。

 

あとは、自分のスタイルがどっちに重きを置くかによると思います。現在のチニングロッドの派生版としてライトチニングロッドが出るまでは、こういう選択肢もあると思います。

 

これがボクがチニング用にソアレXR S610L-Sを選んだ理由です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • きはる より:

    しっかりと理由付けがされ、人に押し付ける事も無く自分の考えがまとめられており、非常に分かり易かったです。
    熟考した上でロッド選びがなされていると伺えます。
    なんでアジングロッドでチヌなの?の疑問が解けましたよ。

    • かえるくん より:

      >きはるさん

      長文でしたが読んでいただきありがとうございました。
      きはるさんも最近はライトゲームの世界に足を踏み入れたらしいので、
      そろそろチニングの世界にも興味が沸いてきたころと思います。
      自分の持っている道具で始められますので、死滅した焼津フラットじゃなくアタリの多いこちらの世界へどうぞ。

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