昨今のチニングブームの牽引役となったのは、淀川スタイルと呼ばれるフリーリグによるボトムの釣りというのは疑う余地はありません。
ボクもそのムーブに乗っかってチニングを始めた人間の一人なので、もちろんフリーリグから始めました。
それまで毎年、ルアーでチヌ釣りたいなぁと思って、いろいろ試した結果全く釣れなかったのに、このフリーリグでの釣りでチヌという魚に初めて出会えたわけですから、感謝してもしきれません。
ここまで一年半余りですが、いろいろ試行錯誤していくうちに自分のスタイルというものがだんだんと形成されていくわけです。
そこで、個人的には現状ベストだと思えるDOKUGAERUスタイルを紹介したいと思います。
フリーリグじゃなくて直リグ
チニングにおけるフリーリグはもうすでに完成されたスタイルですので、どうこういうつもりはありません。
ただ一点、「リグるのがめんどくさい」これだけが、唯一の難点だと感じています。
根掛かりの多い釣りですので、根掛かりしてラインが切れました、はいそこからリグストッパー通して、シンカー通して、フック結んで、ワーム刺してって4回も段取り踏まなきゃなりません。
なんかベイトが追われてるから、トップとかミノー投げたいなと思ったら、全部外して、スナップ結んで、ルアーを取り付けなきゃなりません。
もう、この作業がめんどくさくてめんどくさくて、もうフリーリグはやめました。
直リグなら、スナップにポン付けなので、煩わしい結び直しって作業が発生しません。
だから直リグなんです。
直リグのメリット
直リグのメリットはなんといっても、リグるのが簡単なことではないでしょうか。これに尽きます。
あと、シンカーがフックの下側に付いているので、針先が必ず上を向きます。これは根掛かり防止に役立ちます。
フリーリグでも、ワームの上下の比重が違う場合は比重の重い方が下側に来るので、針先は上を向きがちですが、完璧ではありません。結構な確率で針先下にしてズルズルやってます。
じつは根掛かりの原因はほとんどがシンカーの引っかかりなので、そこまで重要じゃなかったりもしますが、針先が必ず上を向いている方が、健全ですw
直リグのデメリット
フリーリグはホントはフリーの部分があるため、ワームを自然に漂わせることができるっていうのがその所以だったはずですが、ことチニングに関してはフリーじゃないフリーリグなので、直リグとほぼ一緒かなと思っています。
他はなんかあるかなぁ?
直リグのフックとシンカー
普通、直リグってスナップにシンカーとフックを同時につけますが、それだとスナップの向きが縦になってしまいます。
これでも問題ないのですが、たまにチヌに嚙まれたときに、スナップが開いてフックが外れてしまうことがあります。
だから、縦アイのフックを使います。。
他にあるかわからないけど、ボクが使っているのは巻刺フックとマルチオフセットX
これを普通にスナップにシンカーと同時に付けると、フックとシンカーが横並びになってしまうため、見栄えが良くありません。
ですので、スナップ付きのシンカーをフックの穴に取り付けます。
スナップも横向きになり、チヌに噛まれても開く心配はありません。
このスナップ付きシンカーはくるっと回すだけで簡単に脱着できるので、かなり重宝しております。
ワームも針にセットしたままボックスへ
ワームにうまく針を刺すのって釣り場で焦っている状況だと、案外難しいもんです。
ですので、余裕をもって家でセットしておきましょう。
もちろん全部のワームにセットする必要はありません。使用頻度が高そうなものに1,2本セットしておくだけで、かなり手返しが良くなります。
これもスナップにポン付けできる直リグのメリットですね。
ときどき、買ったパッケージのまま釣り場まで持ってきている人がいますが、かさばるのでボックスで一つにまとめましょう。
折れ曲がりそうで怖いって? ブリスターパックに入っているのは流通の時点で曲がったりするのを防ぐためなので、ボックスに移し替えてしまえばそうそう曲がったりするものではありませんし、曲がっていても魚は釣れます。売る時に曲がっていると人間が釣れないだけですからw
ワームをセットするとこうなります。
まとめ
なぜボクが直リグをお勧めするのかわかってもらえましたか?
そう、ただめんどくさいのが嫌なだけだからです w
魚影の濃い場所で、一日中チヌだけ狙ってフリーリグやっていられるなら、別に構いませんが、魚影が薄い、チャンスがあれば別の魚も狙いたい、ワームもトップもミノーも投げたいっていうのであれば、直リグの方がメリットを感じられるんじゃないかと思います。
よかったら試してみてください。
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