ボトム = ベイトを追い詰める場所

 

釣り場でナブラに遭遇するとテンションあがりますよね?

 

ナブラが発生する理由っていうのは、皆さんご存知の通り、フィシュイーターに追われたベイトが、水面まで追い詰められて発生します。

 

フィッシュイーターもバカではありませんから、ただやみくもにベイトを追っかけるのではなく、ベイトの逃げる方向を潰しながら追いかけます。

 

周りから群れを追い込んで一カ所に集め、ベイトボール状態にしてから襲いかかったり、堤防や磯の壁を利用して追い込んだり。

 

下から水面に向けて追い詰めていけば、ベイトの逃げ場は2D平面でしか逃げ道がなくなり、3D方向に逃げ道がある中層より格段に追い詰めやすくなります。

 

そう考えていくと、ボトムという場所も同じ理由で、ベイトを追い詰めていくとボトムという壁に遮られて、平面でしか逃げ場がなくなってしまいます。

 

ボトムはフィッシュイーターにとって都合の良い、格好のストラクチャーということが言えます。

 

 

ルアーに魚がヒットする場面っていうのは、だいたいフォールの時かピックアップ寸前が多いと感じます。

 

フォールの時はベイトが追われて、ボトムに追い詰められた時と考えることができます。

 

いっぽうピックアップ寸前というのは、今まで普通に泳いでいたルアーの軌道が変わって上昇に転じます。そうすると、フィッシュイーターにとっては水面にベイトを追い詰めたという状態になりますので、スイッチが入りやすいんだと考えられます。

 

今回の見解はこちらのKenDさんのエントリーからインスパイアされたものです。

 

 

フィッシュイーターっていうのは中層に浮いていて普段から泳ぎ回ってい獲物を捕らえるタイプと、ボトムや物陰に隠れて獲物を待ち構えるタイプがいます。

 

今回の件は浮いているタイプの話なんで、シーバス・青物等に関して当てはまることだと思います。

 

いっぽうメインターゲットであるフラットフィッシュに関しては、待ち受け型なのであまり当てはまらないかもしれません。

 

ヒラメがボイルすることはよくありますが、中層を泳いでいたヒラメがボトムにベイトを追い詰めるっていうのは想像できにくいですね。

 

眼が上に付いてますから、どう考えたって不自然です w

 

フラットに関しては、以前書いたこちらのエントリーの方が考え方としては自然なのかなと思います。

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