リフト&フォールのかえるくん的見解①

リフト&フォール。ルアーフィッシングにおいてよく耳にする言葉ですが、みなさんはどんな認識で使っていますか?

動きとしてはルアーの軌道が読んで字のごとく、上がったり下がったりするということなのですが、ここではボクなりのリフト&フォールの解釈をご紹介したいと思います。

ボクの使うリフト&フォールは、基本ボトムを取ることを主体としておりまして、シーバスなんかで用いられることのある中層のリフト&フォールは省かせていただきます。

 

リフト&フォールの動きははベイトの自然な動きなのか?

今まで、リフト&フォールという動きはベイトの自然な動きではないと思っていました。あんな上下にジグザグに泳ぐ魚なんて見たことないし、

不自然な動きでアピールして、フォールのスーッとした動きで喰わせの間を与えるんだと思っていたんですが、

どこで読んだのか忘れてしまったので、引用元は不明なんですが、とあるブログか書籍で

 

「リフト&フォールの動きはベイトがエサを食べる動きだ」

 

と書かれていたのを読んで、そういう見方もあるんだと思い感心しました。

ヒラメやマゴチだけでなく、ベイトだってエサを食べるわけで、ボトム付近にいたベイトが、ボトムよりちょっと上に浮いているエサ(プランクトンなど)を食べることって普通に起こりますよね。

自分の上方にエサを見つけて、ピュッと飛び出して行って、食べたらまたボトムまで戻るという行動をとるわけなんですが、これは非常にリスクが高い行動で、ボトムでおとなしくしていればヒラメやマゴチなんかの捕食者に気づかれないけど、

自分が捕食行動に出ることによって、それを見ていた大型の捕食者に捕食されてしまうという悲しい結末が待っているんです。

警戒心が強い場合であれば、飛び出してエサを捕食したら、さっと元の位置に戻るので、襲われる危険性は少ないのですが、捕食のために飛び出して、エサを食べたら意外とおいしくて満足して気がゆるんでしまった、ちょっとおまぬけさんのベイトフィッシュを演出してあげるわけです。

ベイトを捕食するために上目遣いで待ち伏せしている、ヒラメ・マゴチの視界にいきなり現われることにより、存在を認識させて、無警戒なベイトらしくゆっくりと安定した動きでボトムに向かう動きをさせれば、たまらず襲いかかってくるという塩梅です。

この辺のベイトの動きと捕食者の位置関係についてはブリーデンの健太郎さんのブログが非常に参考になりますので、一読すべしです。

 

 

2記事目のゴキブリのところなんて、目から鱗ですw

 

ということで、リフト&フォールはベイトのナチュラルな動きであり、ベイト(ルアー)の存在を捕食者に気付かせるために非常に有効な手段であるというのがボクの見解です。

次回は、リフト&フォールのやり方についてのボクなりの考察を書いてみようと思います。

リフト&フォールのやり方ですが、ロッドを操作しての場合と、ロッドは固定してリールの巻きでのみ行う場合とに分けられると思います。 ボクにはこれ以外思い浮かび...

Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • N より:

    はじめまして、コメントさせてください。
    リフト&フォールの件、大変参考になりました。
    以前からリフト&フォールは多用してましたが、ロッド操作でばかり行ってたので
    リールを巻くことだけでの方法はかなり斬新に感じました!
    今回の話も、我が家の水槽での小魚の行動を見て納得です。
    自分のブログでの釣果も、こちらのリフト&フォールありきの釣果も登場してくると思います。
    今後とも参考にさせていただきます。

    • かえるくん より:

      >Nさん

      はじめまして、コメントありがとうございます。
      そう言っていただけると、ブロガー冥利に尽きます。

      青森での釣果期待しております。
      今後ともよろしくお願いします。

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