かっ飛び棒が発売されてからかなりの日数が経ちましたので、所有されている方も多いと思われますが、わたくしも遅ればせながらついに手に入れました。
「かっ飛び棒」については各方面でインプレなり、釣果報告なりされていりますので、ボクもそれらの文章を読み、かなり期待は高まっておりました。
しかし、前々回の釣行で初めてキャストした際に
「なんか思ったより飛んでないんじゃないのか?」
という疑念を持ちまして、ほかのルアーと投げ比べをして、実際のところどうなのかという検証を試みてみることにしました。
ルール
同一タックルで投げ比べを行う。
100m以上の巻尺は用意できないので、キャスト後糸ふけをとってからのリールのハンドルの回転数で判断。
↑ 正確な数値は望めないので、ホントざっくりです w
使用タックル
ロッド:ショアガンエボルブ106M+ キャストウエイトMAX45g
リール:ツインパワーXD4000XG
ライン:PE1.2号
タックルはごく一般的にサーフで使用されるものなので、サーフアングラーのみなさんにとってもある程度は参考になるはず。
投げ方は一応自分ではペンデュラムキャストのつもりです。
検証用ルアーとしまして、ぶっ飛び君27g・かっ飛び棒38g・メタルジグ40g(ガン吉)を投げ比べてみました。
結果
ぶっ飛び君 80~87巻き
かっ飛び棒 86~98巻き
メタルジグ40g 107~115巻き
という結果になりました。
検証時は1~2mの弱い追い風でしたので、無風時よりは若干飛距離が伸びていると思われます。
ツインパワーXD4000XGはハンドル1回転の糸巻量が99センチですので、かっ飛び棒は飛ばない時でもぶっ飛び君と同等、うまく飛ばせば10m以上は遠く飛ばせるということが分かります。
もともとぶっ飛び君は以前から使用していて、あのスコーンと突き抜けて飛んでいく感じが気持ちよく、想像以上に飛んでいる感覚がしていたんですが、比べてみると言われていた通りかっ飛び棒の方が飛距離は出ていました。
かっ飛び棒はロッドに垂らした状態での、あのズシッとくる重さとデカさ、普段メタルジグやタイラバなどコンパクトで重いルアーばかりキャストしていたので、その感覚で投げていた初回は、飛距離が出なかったのかもしれません。
あと、過度の期待ですね w
「同重量のメタルジグに匹敵する飛距離」っていうのはちょっと誇張表現かなって思いました。
まあ、飛ばすだけじゃなくアクションも重要ですからね。メタルジグでは不可能な、沖の浅いレンジを引けるっていうところと、バックスライドフォールていうのがポイントみたいですから。
飛距離が欲しいだけなら鉛じゃなく、タングステンの40gのメタルジグを投げればあとプラス10~20mは行けるでしょうからね。
まとめ
かっ飛び棒は上手な人が投げれば、確実に100mラインは超えてくるでしょう。今考えると、去年の冬季サーフでほとんどのアングラーがかっ飛び棒ばかり投げていたのもうなずけます。
しかし、重量がありますので投げるロッドを選びます。キャスト負荷が50gくらいのロッドであれば、もっと楽に振りきれるはずですので、さらなる飛距離アップが望めると思います。
逆にそれ以下のロッドの場合、キャスト時にうまくロッドにウエイトを載せられないと、思ったように飛距離が出せないということになりかねません。
キャストに不安がないタックルを使っているのであれば、1つくらい持っていてもいいんじゃないかと思います。
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