「スティンガー外し」って知ってますか?
英語で言うと「Stinger Remove」名前はすごくカッコいいですが・・
ナスオモリによる根掛かり外し法が、いまいちソルトでは活躍できないっぽかったんで、なにか画期的な方法はないのか?
と調べておりましたら、スゴイものを見つけてしまいました。
スティンガー外し
この方法はバスの並木プロが使う「スティンガー外し」と呼ばれる方法です。
バス界では有名な方法なのかもしれませんが、ボクは初めてこの動画を観たのですが、驚きを隠せませんでした。
ロッドの先端でルアーを突っつくことにより、根掛かった方向とは逆の方向へ押す力が加わり、根掛かったルアーが外れるという仕組みです。
理論的には分かりますし、この方法ならかなりの確率で根掛かりを外せるのではないかということも予測できます。
ですが、
ルアーが返ってくるというリターンより、リスクの方がかなり大きいのではないでしょうか?
リスク1 リール水没の危険性
ラインを持って、ロッドをアオリイカのヤエンのように滑らせて、ルアーに直撃させるという方法は、水深が浅い場所での根掛かりにしか対応できません。
リールの大敵は水没です。シマノもダイワも未だに完全防水のリールは開発できてはいません。
リールの開発にだって携わっているはずの並木さんが、そのことを知らないわけはありません。どういうつもりなのでしょうか?
リスク2 ロッドティップ破損の危険性
根掛かりする場所だっていろんな場所があります。枝に引っかかっている場合もあれば、岩とかブロックに掛かっている場合もあります。
プロなら何に引っかかったのか簡単に判断できるのかもしれませんが、素人にそうやすやすとは判断できにくいものです。
草や枝なんかの柔らかいものに掛かった根掛かりなら、滑らせたロッドティップが傷むことは少ないのかもしれませんが、岩やブロックなどの硬いものの場合、絶対トップガイドのリングが割れます。
下手すればティップが折れる可能性だってあります。
ティップの繊細なスピニングタックルでやる人はいないでしょうね。もちろん奨めてもいませんが。
ガチガチのベイトロッドだって、先端のSicリングは陶器みたいなのもですから、雑に扱えば簡単に割れます。どういうつもりなのでしょうか?
まとめ
あなたにはこの「スティンガー外し」をやってみる勇気はありますか?
もし勇気があるのであればすべて自己責任において試してみたください。
結局、「これぞっ!!」という画期的な根掛かり外しの方法は見つけることができませんでした。
ルアーにAIが搭載されて、障害物を見つけたら勝手に回避してくれる機能が付いたりするまでは、根掛かりは釣り人のお悩みナンバーワンとして君臨しそうですね。
↓「釣りよか」でもこの方法を、絶対にオススメしない根掛かり外し方法として紹介してました。
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