みなさまにとって2021年はどんな年だったでしょうか?
ボクにとっては「チニング元年」という言葉で言い表せる年だったと思います。
これまでは港湾フラットをメインターゲットとして、その時期に釣れるターゲットをたまに狙うというスタイルでやってきたのですが、近年の焼津界隈の港湾部でのフラット(ヒラメ・マゴチ)の魚影がどんどん薄くなっているという状況に耐えられなくなって、それに代わるターゲットとしてチニングを始めました。
専用のタックルを揃え、釣れなくても逃げられないように逃げ道をふさいでからスタートしたわけなんですが、なんと釣行初日にキビレを釣り上げることに成功し、それがハマるきっかけになりました。
その後は試行錯誤しながらも、数は釣れませんでしたが、フラットを狙っていたころに比べると段違いのアタリの多さに夢中になりました。
チニングでのポイント開拓をするにつれ、これまで見向きもしなかった小規模河川での釣行も増え、それに伴いシーバスなんかの釣果も今年は出せるようになってきました。
シーバスっていう魚はこれまで縁の遠い魚で、別のターゲット狙いで何年かに一回くらいの割合でしか釣果が出なかった魚ですが、今年は複数釣果を上げることができました。
これもボクの釣りにとっては大きな変化だったのではないでしょうか。今まで港湾部で釣りをして目と鼻の先にシーバスのポイントである流入河川があったのに見向きをしなかったなんて、かなり損してましたね w
昨年2020年にはかなりの回数通っていた夏のサーフのショアジギングにも、今年は一度も行きませんでした。
食べてもおいしくない小さなワカナゴくらいしか釣れないのに、夏の朝3時、4時にはサーフの駐車場が満車になるなんてどうかしてますよね。はっきり言って釣れない日の方が多いのに。
しかも県外ナンバーの多さときたら・・・
サーフの青物は夏の風物詩というのは否定しませんが、ボクはそこまで魅力を感じなくなったので、行くのをやめました。皆さんも一度冷静になって考えてみればこの状況のおかしさがわかると思うのにな。
SNSにより、どこで釣れたかが即座に分かるようになってきてしまったため、皆さん情報が速くなって、「情報戦を制したものが釣果を得られる」みたいな釣果のIT化も問題なのかな?
とにかくサーフは人が集まりすぎてしまうため、敬遠するようになりました。逆に場所の限られてる港湾部の方が空いていて、釣果が出たりと港湾アングラーにとってはメリットもあるので何とも言えませんが。
夏は小ハタ、秋から冬にかけてはメッキというのがボクの例年の流れだったのですが、今年はハタは例年通り大量入港。メッキは少な目でした。
しかし、メッキに関してはチニングによりポイント開拓したことがいい方向に転んで、例年より早い時期に数釣りすることができ楽しむことができました。
しかし、寒くなるのが早くて、12月中旬にはフラフラになってしまっていたのがかわいそうでした。
最後に、今年一番の大物といえばサムネのヒラメなんですが、たぶん今年釣れたヒラメはこれ一枚だけだったんじゃないかな?
これは去年の年末くらいから港内に居座ってくれたカタクチの群れの下から引っ張り出したやつなんですけど、そういう大規模なイベントがないと今年も港内フラットを釣り上げるのは難しいんじゃないかなと思っています。
海の近くに住んでいて、毎日港を見に行くことができるD氏から情報を得て釣り上げることができた魚なので、そういう情報源がないとボクみたいな週末アングラーは魚に出会う確率を上げることができません。そういう友人がいる方はそういう関係を大事にしましょう。
孤高のアングラーが週末の釣りだけで釣果を上げようっていうのは、これまで蓄積された相当の経験と勘がなければ難しいと思います。釣りをする友人を増やしましょう。そうすれば釣果は上がります。一人で経験することも2人になれば2倍の情報量になります。
SNSでは得られない生の情報がそこにはあります。潮位、風、ベイト、水の色・・・SNSの文字面から読み取れる情報より多くの情報があります。
こんな説教じみたことを言い出すとおっさんになったなぁと感じてしまうのですが、おっさんはおっさんらしくこれからの釣りに向き合っていこうと思います。
2021年もお世話になりました。2022年もこのブログをよろしくお願いします。
2021年12月31日 かえるくん
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