わたくし、パーキングエリア併設のスマートインターチェンジをよく利用するのですが、いつもそこで「トラック運転手って全員バカだな」と思うことがあります。

昼夜関係なく荷物を運んで、日本の物流を支えてくれているので、あの人たちがいなかったら日本の経済は回りませんから、重要な役割を果たしてくれています。

で、そんな過酷な労働をされているトラック運転手のためPAには、休憩や仮眠スペースとして大型車用の駐車場が広くとられています。

しかし、トラックの運ちゃん達はそこで休憩をした後、自分の出したゴミをその場に置いていくのです。

トイレやゴミ箱が遠いのは分かっていますが、場所的に運転席のすぐ下側に置いてあるのでトラックから降りずに窓からポイッと捨てたのは一目瞭然です。

タイヤのすぐ隣なので、次のトラックが入ってきたときに轢いてしまって、ビニールが破れゴミが散乱しているのもよく見受けられます。

もちろん中にはちゃんとゴミ箱に捨てるか持って帰る人もいるといういると思います。というかほとんどの運ちゃんは、ちゃんとしていると思います。でも一部のバカ運ちゃんがゴミを捨てることにより、

「トラック運転手は全員バカ」

というレッテルが貼られてしまいます。悲しいけどそれが現実です。

このことをPAを釣り場に置き換えてみると、ボクを含め釣りをする人はエサ釣りもルアー釣りもひっくるめて、一般の方々から見ると「全員バカだ」というレッテルが貼られてしまっているということになります。

釣り場のゴミの散乱具合をみれば、そう思われても仕方のないことだと思います。釣り場のゴミの中にも釣りとは関係ないものも多くありますが、

その中に釣り関係のパッケージやら絡まった仕掛けなんかあろうものなら、それも含めてすべて釣り人が出したものと決めつけられてしまいます。

個人的な清掃活動や釣り人同士の声掛けからの清掃活動、釣具店主催で行われている清掃活動なんかもされていることは重々承知ですが、

釣り人が行なう清掃活動に関して世間からは「自分たちが出したものを片付けるのは当たり前」みたいな目で見られているんじゃないかと感じます。

逆に、サーファーなんかの海岸清掃活動は「素直にエライね」と思われているような気がします。

サーフィン自体はサーフボードと身体一つあればできるので、基本的にサーフィン活動によりゴミが発生するということはありません。

ということは

自分たちが出していないゴミを片付ける　＝　エライ

という図式が成り立ち、世間から評価されるのではないかと考えられます。

それに加えて

サーフィン　＝　不良っぽい

というイメージを年配の方はいまだに持っていると思います。その不良たちが、不良に似つかわしくない行為「清掃」をしているということで、余計に良い印象を与えているのではないかと思われます。

その点釣り人は損な役回りなんですよね。尖がった釣り針を振り回している時点で「悪」ですし、鳥なんかの足に釣り針が絡まっていようものなら、面白がってメディアは取り上げますし。

先日公園で見かけた看板にも「悪」として描かれていました。

ボクも人にゴミを拾えなんて立派なことは言えませんが、読んでもらった皆さんの意識が少しでも変わってくれたらいいなと思います。