ハタが港内に入ってくる港と入ってこない港の違い

今回の話は駿河湾西岸に限っての話ですので、全国的にはたぶん当てはまるかは定かではないのであしからず。

ボクの行動範囲は狭く、東は焼津から西は御前崎までなので、その中の数カ所の港での話となります。

駿河湾西岸には東から、由比港、清水港、用宗港、焼津・小川港、大井川港、吉田港、坂井平田港、相良港、地頭方港、御前崎港の順で存在しています。

この中でハタ類が釣れることが確認できているのは、清水、焼津・小川、御前崎の3港です。

どれも規模が大きめで、水深があるっていうところがポイントです。

他の港は規模が小さめです。それと、小・中規模河川の河口に作られた港か、砂浜にぽつんと作られた港ですので、水深は浅めです。

 

港内の水深さえ深ければ魚が入ってくるのか?

港内の水深が深ければ深いに越したことはありませんが、普段釣りをする焼津港ではボトムが見えるような、水深2mないくらいの所でも普通に釣れたりします。

ですので、幼魚たちはそこまで水深にこだわりはなさそうです。

ボクはむしろ、港内の水深ではなく成魚たちが過ごせる環境が港のすぐ外にあるかということではないかと考えます。

もともとハタ類は外洋系の魚です。幼魚のうちは港内で過ごしたりしますが、成長するにしたがって、港外へ生活の場を移していきます。

そうすると、港のすぐ外側に水深の深い場所があれば、そこに居着きそこで産卵するということが考えられます。

しかし、港の外側が浅い砂浜では成魚が生活していけるような環境ではありません。そうなると必然的に、更に港から離れた沖で生活するようになり、産卵も沖で・・・

という状況になってしまいます。

産卵する場所が沖でということになれば、稚魚が港内に入ってくる確率も低くなります。しかし、港のすぐ外で産卵ということになれば、幼魚のうちは安全な港内で過ごし、大きくなったら港外へというサイクルも生まれてきます。

10年20年前は知りませんが、ここ数年はそういったサイクルが機能してきているのではないでしょうか。

そう考えてみると、地頭方や用宗なんかは港外に深場が控えているので、居てもおかしくはないと考えられます。

地頭方も用宗も、もう10年以上行ったことがないので、釣っている方は居るのかもしれませんが、何せ情報が少ないもので・・・

もしご存知の方いらっしゃればコメントなりでご一報ください。

由比に関しては行ったことがなく、まったくわかりませんのでコメントできません。

大井川港に関しては案外広く水深もあるので釣れそうな気がするのですが、全く釣れません。港の外がサーフで、成魚が生活しにくい環境なんでダメなんでしょうかね?

でも、クエは多いみたいなんですよね。狙っては釣れないと思いますけど、外道としての数が多めみたいです。

他のハタ類はここ数年の新参者ですが、クエは昔からこの海域に生息していた古参ですので、キャリアが違います。海底の湧水の関係とか地形なりで、もともと住みやすい環境だったのかもしれませんね。

 

釣れるポイントは?

港内に入っていることさえ確認できれば、ちょっとでも「何か」があればどこでもポイントになります。

水深のある大型船の停泊するところでも、きったないドブ川の河口付近でも釣れますし、ロックフィッシュらしく、テトラや壁際でも釣れます。

何の変哲もないちょい投げでキスをやるようなところでも釣れます。

砂泥底でも、ボトムに石でもゴミでもあればそれに付いていますので、基本ボトム付近を探ることができればほぼ港内全域がポイントになりえます。

マゴチ・ヒラメが釣れそうなところではどこでも実績ありです。

 

ハタ類の狙い方

ボトム付近をワームで探ればいいです。ただ巻きでも、リフト&フォールでも、ボトムワインドでも、ルアーに素直に反応してくれるので、けっこう簡単に釣ることができます。

去年、けっこう反応が良かったのはハネエビパニックでした↓

2016.10.02 天気:曇り 満潮6:00 干潮 12:00 大潮 風:静穏 10月に入り、だんだんと日の出が遅くなってきました。本日は5:30頃よりスタートです。 満潮手前で潮位が...
ボクの中で今年一押しの製品である「ハネエビパニック(仕掛け)」なんですが、商品化するといっていましたがなかなか販売されないので、しびれを切らして自作してしまい...

 

ヒラメ狙いの5インチのパワーシャッドにも、20センチ未満の魚も喰いついてきますのでルアーサイズは大きめでもいいですが、専門に狙うなら2インチくらいの小型ワームの方が反応がいいと思います。

2017シーズンにメインとなりうるであろうオオモンハタとマハタですが、ポイントはほぼ同じです。体高が若干高い分マハタの方が引きが強いです。

ボクは食べたことありませんが、味はオオモンハタの方が美味しいそうです。

Commentsこの記事についたコメント

6件のコメント
  • エビちゃん より:

    こんばんは!
    用宗では、マハタ?クエ?幼魚10センチくらいの2回ほど釣りましたよ〜〜。

    写真をアップで撮ると、めっちゃちっちゃいくせに迫力あるんですよねw

    • かえるくん より:

      >エビちゃんさん

      ご報告ありがとうございます。

      ボクは、静岡方面はほぼ行かないので、情報が無いんですよ。
      用宗って、港が小さいのにルアーで大型も上がるんですよね。
      意外と穴場かもしれませんね。

  • タイチ より:

    こんばんは、今日焼津でサビキをしていたら、強い引きが❗あげてみたら25センチ位のハタみたいで、まさかの大興奮❗❗
    魚図鑑で調べてみたら、マハタモドキでした☺

    今度はワームで釣ってみたいです

    • かえるくん より:

      >タイチさん

      やりましたね。
      マハタモドキっていうのもいるんですね。
      ボクも調べてみて初めて知りました。
      もしかしたら、いままでも釣ったことがあるかもしれませんね。

      もう居るポイントが分かってしまえば、あとはワームで釣るだけですね。
      25センチを超えるとヤバいくらいの引きですよね。
      今年も期待できそうですね。

  • のりぞー より:

    大井川港でチャイロマルハタ釣りました。でも、外海は砂浜なんですよねー

    • かえるくん より:

      >のりぞーさん

      そう、大井川港でもハタ類が増えてきているみたいですね。
      去年かな泳がせでオオモンハタの45くらいのが釣れてたのにも驚きました。
      もう3年ほど前の記事になりますので、海の状況も変わってきているんですよね。
      吉田でも確認できているみたいなんで、今ではハタのいない港を探す方が難しいかもしれませんね。

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