キャストフィール
ナノアロイという技術のおかげか、キャストに関しては気持ちよくキャストできます。
キャスト時のテイクバックから、前方に振りぬく時にロッドをどれだけ曲げ込めるかっていうのが、ボク的にはロングキャストする際のポイントだと思っているんですが、
ルアーを後ろに振って、最後部まで行ったときにグッと力を入れると、瞬間的にぐにゃっと曲がります。
表現が難しいですけど、キャストが上手な人のようにちゃんと曲げ込むことができます。
そのくせ、振り切った時にはティップがピタッと止まります。
よく曲がるけど、収まりもいい。理想的ですね♪
気持ちよくキャストできるので、実際の飛距離は測ってないので分かりませんが、飛ばせた気にはさせてくれます。
キャストウエイトは15~40gですが、30gのジグが非常に投げやすく、40gでも問題なく振り切れます。激しいしゃくりはできませんが、スローに動かすには十分です。
また例に出して悪いですけど、すでに廃版となった同社のPEエボリューションは、キャスト後のブレがいつまでも収まらず、非常にキャストフィールが悪い一品でした。
パームスショアガンエボルブ・ショアスローモデルとの違い
ショアスロー用のロッドというと、どうしてもパームスのショアガンエボルブ・ショアスローモデルと比べることになると思うのですが、
ボクが思うに、両者とも全然違うテイストなので、ロッドスペックだけでは比較が難しいのではないかと思われます。
まず、コンセプトが違います。
ショアガンエボルブの方は、張りを持たせたティップを採用し、その張りのあるティップでジグを跳ね上げさせるのを目的としています。
ロッド自体でしゃくってジグを動かすのではなく、ロッドは固定してリールの巻きでティップを曲げ、そのティップが戻る力を利用してジグを跳ね上げさせます。
ジグの移動距離は短いけど、メリハリのあるジグの動きで魚に口を使わせます。
一方、エヌワンのSRJモデルは、ティップがかなりソフトです。ソフトなティップでジグの着底を感知することを目的としています。
あと、ショアラバー兼用ですので、張りのあるティップで魚がルアーを咥えた時に違和感を持たれないよう、ソフトティップで食い込みを重視するというコンセプトです。
実際、ショアガンエボルブの動きで操作してみると、ティップが柔らかいので、ティップの戻りが遅く、パームスの沼田さんの動画のようにジグを動かせている感じがしません。
ですので、沼田さんのようにジグを操作して、ショアスローをやりたいという人には向いていません。その場合、素直にショアガンエボルブを選んだ方がいいと思います。
動かし方を参考にするなら、ヒロセマンの動画の方を見た方が良さそうです。
魚を掛けてから
これに関しては、今後もっともっと魚を掛けてみないと何とも言えないんですが。
なにせ、まだ掛けたことがあるのが、アカエイと雑魚だけなんで・・・
一応、図体だけは大物ということで、エイを掛けた時に思ったのが、よく曲がるなということです。
今までのロッドだったら、ここまで曲げたら折れるんじゃないのっていうくらいの所まで曲がったのですが、あまり恐怖感を感じず、普通のやり取りができました。
これもナノアロイという技術がなせる技なのかなと思った次第です。
ということで、エヌワンNSS-902ML/SRJのファーストインプレッションを終わります。
また機会があればセカンド、サードとインプレッションを書くかもしれません。
ボク個人の感想ですが、ロッド選びの参考にしていただければ幸いです。
なるほど・・・それはあるかもしれませんね!
ヒラメ用ロッドと言っても、各社でコンセプトが全く違うので、それぞれが全然違うテイストのロッドになってますよね。
非常に参考になりました。ありがとうございます!
>ゆたりなさん
この2本で迷っている方も絶対いると思ったので、
ボクなりの解釈で比較してみました。
カタログスペックだけでは分からない部分を伝えることができるのも
個人ブログのいいところだと思いますので、
今後も詳しいインプレ記事は必要とされるんじゃないかと思っております。