リアクションとナチュラルアクション

ヒラメやマゴチなんかのフラットフィッシュの捕食形態は基本的にボトムに身をひそめての待ち伏せ型です。

逆に青物なんかの遊泳力が強い魚は、自らも動いて捕食する追尾型です。

フラットフィッシュもベイトに狂っているような時は、追い回したりするのかもしれませんが、そういう機会には滅多に遭遇することはありません。

そう考えてみると、フラットフィッシュにとって一番エサを獲りやすい状況というのは、ベイトが捕食者の存在に気づかずに、警戒心もなくフラフラと目の前を通ってくれる状況だと思うんですよね。

そんな魚の捕食についてのボクなりの考え方です。

今までの3パターンのアクション

ボクのこれまでのルアー操作の方法としては、ボトムワインド・リフト&フォール・ボトムズル引きの3パターンでした。

ボトムワインドは完全にリアクションを狙った釣り方です。追われてパニックに陥ったベイトの動きをイメージした操作方法ですので、パニックで左右に逃げ惑う小魚を反射的に追うという習性を利用した釣り方です。

リフト&フォールもボトムから急浮上したベイトがゆっくり降りてきて、またボトムに戻るという動きなのでベイトフィッシュの自然な動きではありませんよね。こんな魚見たことないですよね?

ですから、どちらかに分類するとなると、リアクションの方に分類されるかと思います。

ズル引きに関しては根掛かりが多いので、あまり多用はしてきませんでしたが、唯一これだけはボトムのハゼなんかの動きのイメージなのでナチュラルな動きです。

ボトムズル引きに関してはマゴチには有効かと思われますが、ヒラメに関してはあまり有効ではない。というのが最近のボクの考えです。

ヒラメはマゴチより眼が上向きで付いています。ですので、ボトム方向(前方)に関しては視野が狭いと考えられます。

ヒラメもマゴチも両方狙いたいと考えると、ボトムよりちょっと上(50センチから1mくらい)をゆっくりルアーを通してやることが一番、魚にとって一番捕食しやすいということなんではないでしょうか?

実際にはリアクションとナチュラルアクションのどっちの方がいいのか?

リアクションの釣りとナチュラルアクションの釣り、実際どっちが釣れるのかといわれると困ってしまいます。

待ち伏せする魚にも、自分の守備範囲というものがあると思います。ちょうどその範囲内をただ巻きで通せればアタックしてくると思いますが、その範囲外では全く気付かれないかも知れません。

逆にリアクション狙いのアクションをさせた誘い方では、魚の守備範囲外でも、ちらっと視界に入ってきて興味を持たせることができたり、パニックに陥っているベイトに興奮して飛びついてくるかもしれないし、

その反対に、動きが大きすぎて驚いて逃げてしまうということも考えられます。ボク達人間だって、変な人が街を歩いていたら避けますよねw

だから、どっちがいいかなんてその日の状況にもよりけりなんで、どっちも試してみたらいいと思います。順番はナチュラルアクションの方を先に試した方が、警戒心を与えにくいと思うのでいいと思います。

まとめ

今までは、ほぼリアクションの釣り一辺倒でした。自分でルアーにアクションを付けるので、なんとなく「釣った感」があって面白かったからです。

でも、リアクションに反応しない魚も存在します。人間で言ったら「ビビり」な魚も釣ることができたら、釣果アップにつながります。

ワームもシャッドテールがいいのかピンテールがいいのか?とか、いくら無防備なベイトでも喰わせる間を作った方がいいのか?

いろいろと試してみて、その日その日の最善策を見つけられたらなと思います。

Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • エビちゃん より:

    ナチュラルなワームの動かし方…ジグ単だとどうしてもフォールスピードが早めになってしまってフラフラ感が出難そうですね…。

    そうなると、キャロライナリグとかハネエビパニックの様な胴付き仕掛けみたいなのが有効なのでしょうか。

    キャロライナリグは先日港内で使ってたのですが、飛距離が伸びない&根掛かり地獄でした(つД` )ボトム探り過ぎたせいではあるのでしょうがw

    • かえるくん より:

      >エビちゃんさん

      とりあえずは5~7gのジグ単でやってみるつもりです。
      アジングでは重いかもしれませんが、フラットでは14~21gとかが普通なので、
      かなり軽い方だと思います。
      スピードも底をズらない程度でいいと思います。
      キャロって使ったことないので、いまいちイメージがわきません。

      ボクも4月中旬くらいから港内始動の予定です。いろいろ試してみましょう。

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