そうなのである。

昨年こそ寒い時期に関わらず無理をして釣りに行っていたのだけれども、それまでは基本的に1～3月という極寒期はほとんど釣りには出掛けていなかったはずである。

酷い年は5月の連休あたりまで”冬眠”と称して、釣りをお休みしていたのである。

5月っていったら、どんなにお寝坊のクマさんだって腹空かして起きてきますよ。「おーい、メシ」って、日曜日のお父さんみたいにね。

そんな長袖もいらなくなるような時期まで、ボクはいったい何処で何をしていたのであろう？

過去のブログ記事を採掘してみても、出てくるわけはない。なんてったって当時は釣りに行っても釣れた時くらいしか記事にしていなかったため、釣りに行かなかったときのことなんか書いてあるわけがない。

一時期メバリングが流行り出した頃こそ、少し記事に残っているくらいで、それ以外の記録は全くないのである。1年間丸々記事が無いときだってあったし。

記録が残っていないとしても、現にボクは存在しているわけで、今ここにキーボードを叩いているボクがいる。

それは、客体としての自己ではなく主体として存在している自己である。

ロスジェネ世代というくくりでひとまとめにされがちだが、大学を卒業してから納税の義務だって怠ったことはない。

釣り以外に特にこれといった趣味もなく、友人も少ない、車で遠くに出掛けるのも嫌いだ。

かといって、仕事人間というわけでもない。有給消化率の悪いと言われる中小企業に勤めながらも、その中では珍しく有給消化率は高い方だ。

こんなにも取り柄のない人間から、唯一の趣味である釣りを取り上げたら何が残るのであろう？

いや、むしろこんな取り柄のない人間から何かを取り上げるのはやめてほしい。

神よ、汝は我に試練を与え給うのか？

・・・

あ、よく考えたら朝方しか釣りに行かないんだった。

朝の5時から8時なんて釣りに行かない人にしてみれば、普通に寝ている時間だし。

勝手に睡眠時間を削って釣りに行っていただけだから、冬の間なにをしていたかって、釣りを趣味としない人間と同じ生活に戻っただけだったんだよね。

昼間は釣りとは全く関係のない時間だから、夏も冬も関係ないもんね。

とくに疑問を感じて悩むような問題じゃなかったね。

・・・

と、釣りに行かない理由を正当化してみた