あなたはリーダーとメインのPEラインを結ぶ時どのノットを使いますか?
ボクはここ10年ほどはSFノットで落ち着いています。
一般的にはFGノットなどの摩擦系ノットが主流ですよね。
そんなノットのお話です。
FGノットに代表される摩擦系ノットはPEラインを編み込んだ後の締めこみが、ノットの強度を決める重要なポイントです。
編み込んだ部分に唾を付けたり、水で濡らしたりして摩擦熱を逃がすようにして、渾身の力を込めて締めこみます。オフショアなんかでは「佐藤のじゅるじゅる」みたいな潤滑油を使ったりもしますね。
その締めこむ際にグローブや保護具で手をカバーせずに、素手で締めこんだりすると、手にPEラインが喰い込んで痛いですよね。
痛いってことは本気の力が出せていない証拠です。そうなると、完全に絞め込めたと思っても全然絞め込めていなかったりします。
冬場は寒いので、みなさんグローブをはめて釣りをしています。しかも、素手で絞め込んだりすると、すぐに手が切れてしまうので、グローブをはめて締めこむことが多いかと思います。
しかし、暖かくなってグローブがいらないような気候になってくると、ノットを組むためだけにグローブをはめるのがめんどくさいといって、素手でやりがちです。
そうなると、グローブをはめていたときはキマっていたノットが、ぜんぜんキマらなくなってきます。
きれいにキマったと思っても、その後グローブをはめて本気で引っ張ってみると、いとも簡単にすっぽ抜けるか切れてしまうと思います。
素手でやっている方は試してみるといいですよ。
そんな経験を、つい最近体験したので、こんな話を書いてみました。
ボクが普段使っているのはPE1.2号に16ポンドのフロロです。ウイークポイントをルアーとラインの結束部に持ってきて、根掛りした時に被害が最少で済むようにというセッティングです。
でも、おかしなことにPEとリーダーの結束部で切れるという現象が多発していました。
それで今回、何回やってもうまくノットがキマらず、5回目くらいでうまーくキマったんですよね。グローブもはめてギッチギチに絞め込んでやりましたよ。
ボクくらいの非力だと、渾身の力を込めて引っ張っても絞め込み部分でぜんっぜん切れないんですよね w
だから、ボクの持てる最強の力で絞め込んだ力作ノットです。
このノットが強いこと強いこと・・・
わけの分からない海底に沈んでいた100mくらいの長さのワイヤーを引っ張り上げてしまったり、メタルジグのアシストフックを2回連続で伸ばして回収してしまったり。
ルアー本体が岩の隙間に挟まらない限り、フックが掛かったくらいなら楽勝で伸ばせそうです。
リーダー16ポンドでもノットさえ決まっていれば、こんなに強いんだと感心してしまいました。
ということで、ノットを結ぶ時にはグローブや保護具を使って、本気で絞め込みましょうっていう話でした。
力自慢の人は、一回切れるまで引っぱってみると面白いかもしれませんね。切れる寸前が最強ノットの締め加減ということになります。
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