どこまでが外来魚なのか?

 

親子釣り大会という名の、ヤバい催しが行われます。

 

よくSNSなんかで流れてくる大量虐殺系の釣り大会が、こんな身近でも行われるなんて驚きです。

 

釣れる魚は・・・

ブラックバス、ブルーギル、ヘラブナ、カメ、フナ、コイ、ナマズ・・・

※釣った魚はリリース(逃がします)外来種は駆除

 

ああ、なんということでしょう。

たぶん主催者としてはブラックバスとブルーギルを駆除するということを言いたいのだと思いますが、この中でいうとヘラブナだってもともとこの池にいた魚じゃないでしょうし、カメだってこのへんで繁殖しちゃってるのはアカミミガメってやつだと思うので、これも駆除の対象になってしまいます。

 

コイもちょっとあやしい感じなんで、この中で純粋に在来種というと、フナとナマズくらいしかおりません。

 

とすると、釣れた魚はほぼ全駆除しなければならないという事態におちいってしまいそうです。

 

子供たちが釣りあげた獲物をどうやって回収するのか分かりませんが、なかなかの修羅場になってしまうのではないでしょうか?

 

魚なら、まだなんとか受け入れられるかもしれませんが、カメとかをその場で駆除するって、その光景は子供たちに受け入れられるもんじゃありませんぜ。

 

在来種を守るために外来種の駆除は必要なことだということは分かりますが、子供達にも理解してもらうようにわかりやすく説明することが重要ですよ。

 

野守の池はもともとヘラブナ釣りが有名だったところなので、もしかしたらヘラブナは外来種という枠を外される可能性が高そうな気がするんですが、ヘラブナだって商業目的で入れた魚なんで、ブラックバスやブルーギルと全く同じです。

 

ただ日本っぽい顔をしているだけで、もともとは琵琶湖にしかいない魚ですからね、魚食魚じゃないから食害は少ないと思われますが、在来種に影響が無いとは言えません。

 

この手の駆除を目的とした大会は、どこまで深く考えられているのか分かりませんが、主催者側が思うより簡単ではないと思います。

 

今年は、我が家も島田市子供会の役員ですが、こんな重要な役がまわってこなくてよかったなと、胸をなでおろしています。

 

子供が参加したいと申しておりましたが、ボクがこの大会の趣旨についてうまく説明できそうもないので、却下させていただきました。

 

 

Commentsこの記事についたコメント

2件のコメント
  • きはる より:

    ヌートリアは対象では無いんですね・・・・

    • かえるくん より:

      >きはるさん

      もちろんヌートリアもハクビシンもアライグマも対象です。
      見つけ次第即刻駆除の対象です。
      在来種を守るためですから心を鬼にして。

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